哀れな妖怪として

化身

 人の心には善も悪も存在する。
それは地球に生きる全てのものに通じるもので
全て受け入れてバランスを取ってくれるのが自然。


 いま目の前にある現象は
全てに源流があり結果でしかない。
そこに人のものさしで善悪を定める事が
全て「善」とは思えない。


 人にも獣にもなる事が出来ない
哀れな妖怪の視線でその様なものを綴って行く。
そんな妖怪の独り言がこの「河童人」なのです。