自然保護として

「 このネットは鹿の食害から
  希少植物を保護するために
  設置されています。

  このネットは森林環境保全基金により
  設置されています。
               高知県 」

     これは血税です。


 足下に生える草が

それだけで生きているとでも

考えているのだろうか?


森という大きな鉢植えがあってこそ

小さな命は生きる事が出来る。

そして命の種を運ぶためにも

鹿だって兔だって関わっている。



「種は鳥が運んでくらぁや。」

物部に住む私の山の師匠は

そう笑って語ってくれた。



 科学的根拠を持たず

「誰かが言っていた」と言う空気を真実として

汗水垂らして納めた下さった血税

湯水の如く使っているこの人達の行いを

私はどうしても理解することが出来ない。