現実として

 人工衛星で観測された
2013年4月6日の北極海の氷の映像です。

白い部分が氷で、
1400万平方キロメートルの北極海はすべて結氷し、
すこし回りにも氷が見られます。

白い氷の回りに細いオレンジの線がありますが、
これが1979年に人工衛星で観測を始めてからの平均で、
北極海の外側で若干の出入りがあります。
このことを大げさに「北極海の氷が融けている」と言っています。


 現実には北極海の氷が融けているのではなく、
北極海の外の氷が少し後退している
(目に見えないほど)ということです。
テレビ映像とはかなりイメージが違うのではないでしょうか。
(平成25年4月8日)

                 = 武田邦彦(中部大学)より引用 =