正しい歴史認識として


イライザ・シッドモア 
  (幕末の日本を描写した女流旅行家)


 ・・・日の輝く春の朝

男も女も海藻を採り浜に広げて干す。

子供らは泡立つ白波に立ち向かって戯れ

砂の上で転げ回る。


 女達は海草を選別したり

濡れ鼠になったご主人にご馳走を差し入れる。

暖かいお茶とご飯。

そしておかずは細くむしった魚。


 総てが陽気で美しく

こころ浮き浮きと嬉しそうだ・・・。



 これが暗黒時代のごとく教えられた
江戸文化の風景なのだろうか。