備忘録として

 今回の山行は
良い星空を写すことが出来た。


街を2層の雲が覆い
その上に無数の星が輝く。


 山で星を観るとき
いつも先人賢者の言葉を思い出す。


 今、飢えている人々は幸いである
            あなたがたは満たされる。
 今、泣いている人々は幸いである
             あなたがたは笑うようになる。




 人間とは不思議なものだ。
飢えたり泣いたりするのが幸いなら不満も不幸もない。
イエス・キリストもお釈迦様も
人間の本質をよくお分かりだった。


 そして私は次のように思うようになった。
社会は人を不幸にしようと必死になり
人はまともになろうとして異常になり
幸福になろうとして不幸になる。


憎しみの心を学び
意欲を削ぎ、贅沢を求める。
社会は人を不幸にするために努力し
人は異常になるために真面目を装い
 そして幸福なのに不幸になる。