自然保護として


 標高1,955mの剣山は

近畿以西の西日本第二の高峰で

徳島県の最高峰である。


 古くから修験道としても知られるこの山は

「行場」と呼ばれる修行の難所などがある信仰の山で

剣神社、大剣神社、龍光寺、円福寺が鎮座する。



 また多くの花が咲くことでも知られる

植物の宝庫であるこの山の山頂部には

登山者に踏み荒らされ裸地化が著しとして

2004年に山頂周辺の登山道の

ほぼ全てが木道になった。



 しかし木道は大地から

太陽の恵みを奪い風を集め

8年を経た木道の下は

何も変わらぬ裸地のままである。