猿として
人間は雑食性の動物ですが、
主として「肉、穀類(実)」などを食べる動物で、
「草」の類はそれほど取りません。
人間が野菜を食べるようになったのは
農耕文化に変わってからで、
日本ではさらに10世紀から15世紀になってから
意識的に野菜をたべるようになってきました。
草食動物ではない人間は草は消化できませんが、
コメ、麦、イモ、豆、リンゴのような
「実(種)」は主食や副食として積極的に食べてきました。
そして、多くの研究が示しているように動物の体は
「数万年間の環境の中で
もっとも適切な防御系になっている」
ということですから、500年前頃から食べ出した
「葉物野菜」などが人間の体に良いということになると、
かなりこれまでの学問とは異なる結果と言えます。
現在の日本ではほとんど宗教ではないかと思われるほど
「野菜主義」のようなものが常識化していて、
「野菜は健康に良い」というのを疑う人はいません。
そしてそれが「科学」や「学問」の
裏付けがあると錯覚をしています。
でも、そのような情報の伝え方は
「知の侮辱」でもあります。
=武田邦彦 (中部大学)=
なるほどと思った。
菜食主義の方は栄養失調の様に痩せている。
たとえば健康に良いからって
ライオンが野菜ばっかり食べてもねぇ・・・・(苦笑)